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早朝、兜沼に行ってみると、なんと中年位の男性が、バンガローの傍の木にハンモックを付けてキャンプしていた。上には上がいるもんだと感心した。だが人を避けているのか、僕を避けているのか、それともお互い人を避けているのか、目を合わせる事はなかった。
オオヒシクイの群れが間を開けて次々と飛び立っていく。そんな自然の営みを見ながら、ガスコンロでご飯を炊いて朝食をとった。今日も良く晴れていて清々しい。
一旦リーフに戻り、原野の探索の装備を整えて、キャンプ場から延びている道を歩き始めた。背丈の低いクマイザサからウグイスの地鳴きが聞こえる。しばらく待っていると、幼鳥が姿を現した。まだ羽毛の色が淡くてモフモフで、どことなくあどけない。




広大な芦原の広がる道を進んでいくと、小さな細長い沼に出た。放置されて朽ち始めている木造の展望デッキから辺りを見回すと、遠くの対岸に何やら白い物が・・・。もしやタンチョウかと思い、ファインダーを覗くと、飛び立ってしまった。二羽だったが、さらに遠くの畔に止まった。この日は街で着るティンバーランドの白いチェック柄のシャツを着ていたが、タンチョウが目立つように白い服も目立つので、フィールドでは避けるべきだった。




兜沼に戻る道を歩いていると、前方の路上にエゾシカがいる。藪の中に入ったので、そばまで行っていみると、オオイタドリの葉を食べていて、こちらに気づかない。シャッターチャンスを待っていたが、そのまま藪の奥へ入ってしまった。後を追って藪に入るがエゾシカの姿はすでにない。足元でガサゴソと音がしたので、見てみると小さなキツネが僕を見上げている。カメラを向けずにしばし見つめあっていたが、踵を返して藪の奥に消えて行った。藪のすぐ先には牧草地が迫っていた。独り立ちしたばかりなのだろうか。記録には残らなかったが、その愛らしさは今も記憶に残っている。
キャンプ場の駐車場ではオジロワシが旋回していた。今夜もここで寝よう。
明日に続く・・・

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