2015年10月2日
機内の乗客は3割程度だった。なのですいている席に移動してゆったりと過ごすことができた。
7,8時間でクアラルンプール上空付近となり、眼下にはゴムかパーム油なのか定かではないが、ヤシの木のようなシダ類の無機質な人工林が広がっている。
とても野生動物が住めるよな光景ではない。かつては豊かな熱帯雨林だったんだろうという思いが及ぶ。
クアラルンプール国際空港に到着し、迷わないように慎重に案内表示を見ながら、どうにか入国手続きを終えられた。
マレーシアの国語はマレー語だが、ほとんどどこでも英語が通じる。民族はマレー系、中国系、インド系で、宗教はイスラム教だ。
現地通貨はリンギットで、1リンギット28.185円だ(2015年10月7日現在)。空港での両替手数料は割高とのことなので、空港ではホテルまでの必要最低限の両替にとどめた。
KLセントラル駅までの切符を買い、クアラルンプール中心部に向かった。特急列車のKLIAエキスプレスで所要時間は30分ほどだ。
KLセントラル駅を降りた。複数の路線が乗り入れている大きくて近代的なターミナルだ。ホテルに行くにはここで乗り換えて1駅目のパサール・スニ駅で降りなければならない。
乗換駅を探しながら駅の出口付近に来ると、何やらマレーシア人の男性に声をかけられた。タクシーの客引きのようだ。カウンターも設置されていて、悪質な業者ではないと思われるが、夕刻とはいえまだ明るく、電車で行けるところなので、頑張って乗換駅を探した。
人に尋ねてどうにか駅にたどり着いた。自動券売機で切符を買い、パサール・スニ駅を降りた。日本で言えばJRというより、私鉄の庶民的で、にぎやかな雰囲気の駅だ。
地図で確かめながらホテルのある方へ向かった。大きなバックパックを背負い、バスターミナルを過ぎ、スルタン通りを歩いていくと、右側はビルの建設現場となっている。
このあたり一帯はチャイナタウンで、古くてアジア的な趣のある建物が軒を連ねている。東南アジアの熱気が伝わってくる。
ホテルがあるブタリン通りとの十字路に差し掛かった時、僕はこの年になって初めて、なりたい自分を見つけた。そんな充足感に包まれた。
現地の人が何やら声をかけてきたが、助けは必要なさそうなので、あいさつ程度に済ませた。ブタリン通りを左に曲がるとアーケードで、そのすぐ左側にホテル・アミーゴの看板が目についた。狭い入口の階段を上ると小さなフロントがあった。
受け付けは小柄な若い男性スタッフで、宿泊費は予約時に4泊で9,288円、1泊2,322でクレジット決済していたはずだが、何やらさらに支払いを求めてきているようだ。
デポジットと言っているので、保証金が必要なようだ。日本では賃貸物件を借りるときに敷金を払うが、ここではホテルの宿泊でも必要なようだ。
思わぬ支払いに両替したリンギットも残りわずかとなった。部屋を開けると暗くて、明かりがつかない。フロントのお兄さんに来てもらったら、カードキーを電灯のスイッチのところに差し込むと明かりがつく仕組みだった。
6畳程度の狭い部屋で窓がなく閉塞感があった。ウェブサイトではNo window(窓なし)ではなく窓ありの部屋を予約したはずだったのと、4泊窓なしではいくら安くても耐え難いので、フロントに降りて窓ありの部屋に変えてもらうよう頼んだ。いくらか値段は高くなったが替えてもらえた。
窓ありの部屋は明るくて広かった。しかしウェブサイトではバスルームとあったのに、浴室がない。お兄さんに聞くと、トイレの奥にシャワーがついていた。バスルームとはこちらではシャワーの事のようだ。暑いのでなくても構わないが。
新築らしく部屋は清潔だし、ベッドはダブル、エアコンも効いていていたって快適だ。窓の眺めは近くに建物の壁があって街の様子は見られないが、閉塞感は感じない。
持参したPCのモバイルWi-Fiルーターを接続しようとするが、つながらない。再度お兄さんに来てもらい部屋のアンテナみたいのを触っていたが、「No,line」とのことで終わってしまった。
後でわかったことだが、海外では別に海外用のSIMカードが必要であり繋がらないのは当然であった。しかたないので部屋の電話で日本に電話してみることにしたが、これもつながらない。
再度お兄さんに言うと、これは故障とのこと。ならばフロントの電話で掛けさせてくれないか頼んだが、これは断られた。日本と連絡を取るには公衆電話を使うしかない。
夕食はガイドブックに載っている「オールド・チャイナ・カフェ」に行くことにした。すっかり日は暮れ、ホテルを出てブタリン通りを右に進みバライ・ポリス通りを右に折れると、チャイナタウンの南端で反対側の道沿いには店舗がないせいか薄暗い通りであった。
レストランは外観も中もレトロで雰囲気が良くて、チャイナというよりは洋風な感じだ。厨房に近い奥の中央のテーブル席に座った。
まずはコーヒーを注文した。その後に料理を注文することを何とか片言英語で伝えた。店内は白人の観光客らしき人が多く賑わっていた。一人できたのは私だけのようだ。
若い男の店員さんから「日本人ですか」と聞かれた。「なぜわかったのか」と聞いたら、「顔」だとのことだった。料理はとても美味しかった。VISAカードで会計を済ませて、ホテルに帰った。
コーヒーを飲んだ後、食事を食べるのが早すぎたのか下痢をした。せっかくおいしいものを食べたのに失敗した。
明日はFRIM(森林研究所)へ撮影に行こう。
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