2022年3月3日 木曜
まだ暗い未明のこと、朝の祈りで静かに黙想していた時だ。あたりはまだ寝静まっているなか、外から「グァー・グァー」というような鳴き声が響く。なんだろう、アオサギでもいるのだろうか、と思い窓を開けて、見渡すが薄暗がりで何も見えない。
しかしよく見ると、向かいのお寺の急坂の道路わきに、犬のような動物が腹ばいになっている。ライカの双眼鏡を取り出してみると、キツネだ。野良猫の住み家になっている空き家に向かって吠えている。
怪我でもしているのだろうか。上下防寒着を着て、カメラを持って近寄って行った。キツネの近くには野良猫が3匹ほど遠巻きに佇んでいる。しかしキツネも猫も坂の上へ逃げていく。
キツネは坂を上り切った雪山の上に上り、本堂のある屋根の軒下で、こちらをうかがっている。美しい毛色や愛らしい顔からも、昨年末30日に来て、ブログにも掲載しているキツネに違いないだろう。おそらく度々やってきてるのではないだろうか。
しばし対峙したのち、本堂の奥へと消え去った。この先の住宅地を抜けて山に向かったんだろう。
一方野良猫たちは納骨堂の建物1階の駐車場にいる。中にはトラ猫がいた。うちの段ボールの寝床を使っていた同じトラ猫かもしれない。近づいても距離をとっていく。ここは雪を避けられるのでよくいる場所なのかもしれない。
昨年末にキツネが来た時には野良猫がいたら餌食になるのではないかと思っていたが。今回、キツネは猫よりはるかに大きかったが、猫はキツネを恐れている様子はないし、キツネも猫を狙っている様子はなかった。
いったいどうしてキツネは鳴いていたのだろうか。今まで聞いたことない声だった。


翌日、家の傍にはキツネとみられる足跡がついていた。

Stauros Yonatan (スタウロス・ヨナタン) への返信 コメントをキャンセル