2022年8月3日 水曜 くもり
エアーマットと寝袋
昨年のサロベツの旅では、普通の布団に羽毛布団をリーフ専用のベッドで使っていたが、重くてかさばり、布団をはぐってベッド下の荷物を出し入れするのが大変だったので、今回はエアーマットと、広げると掛け布団にもなるWHOLE EARTH(ホールアース)の寝袋を買った。
マット幅は80㎝なので運転席側の後部座席だけ、ベッドの板を取り、車内で動きやすくした。運転席を最大限後部に引いて、リクライニングさせることで、ベッドから運転席に移動しやすくして、着替えしやすくなった。
ベッドの上だと天井が低くて頭が上がらない状態で、着替えが困難だったのだ。流石に布団の方が寝心地は良いが、車内での居住性を考えたらこの方が快適だ。ホールアースの寝袋は肌触りがよく、普通の布団と遜色がないくらいだ。
クッチャロ湖到着
朝を迎えた。お腹をこわした。昨夜せっかく頑張って食べたのに気が重くなる。EAFは満充電になった。早朝、一路クッチャロ湖に向けて国道40号を北上した。6時21分にセイコーマート音威子府(おといねっぷ)で朝食を買った。
無洗米を買ってなかったので、探したが置いてなかった。この先どこかで買えるだろうか。国道275との二股を左に曲がり天塩(てしお)川にかかる橋を渡っていると、ナビの音声が脇道に入るよう行ってきたので、不審に思いながらもナビに従って地図で確認すると、進路を誤っていた。
先ほどの二股を右に進んで国道275に行かなければならなかった。誤ってサロベツの方に行くところだった。引き返してクッチャロ湖に向かった。国道275は山間(やまあい)の道で、国道40に比べてはるかに交通量が少ない。
クッチャロ湖畔キャンプ場には9時に着いた。受付で400円を支払い湖畔にLEAFを止めた。湖を見渡すが、いるのはカワウとオオセグロカモメ、ハクセキレイぐらいで閑散としている。
渡りの時期ではないので予想通りではある。しかしキャンプ場は美深と同様多くの人で賑わっている。こちらも中高年の人が多い印象だ。湖の周囲をLEAFで回ったが同様に野鳥は見られない。
ベニヤ原生花園
オホーツク海沿岸のベニヤ原生花園に行ってみる。海沿いに細長い沼が延びている。遊歩道を歩いていると、ピンク色のヤナギランが見ごろを迎えている。ノビタキが鳴きコヨシキリらしき野鳥が見られる。
突如、ハイタカがやってきて枯れたエゾニュウの花冠にとまった。小鳥を狙ってきたのだろう。
クッチャロ湖の夕陽
最寄りの「道の駅 北オホーツク」に行き昼食をとろうと思ったが、食堂がないのでベーカリーショップのパンを食べた(14:46)。近くにスーパーマーケットA・COOPがあり無洗米2kgパックを買う事が出来て良かった。
またホームセンターもあり日常生活に必要なものには事欠かない町だ。キャンプ場に戻り湖畔にLEAFを止めた。陽射しを避けるため木陰になる場所を選んだ。目の前の樹木と岸辺の辺りを頻繁にハクセキレイが何羽も行き来している。
車内でじっと休んでいると1羽のハクセキレイがフロントのワイパーにとまった。とても可愛らしい。幼鳥だ。しばし見つめあったあと飛び去ってしまった。
クッチャロ湖は夕陽の美しさでも知られている。あいにく今日は曇りがちなのであまり期待はできないかもしれない。湖の奥に日が沈みだし、地平線と雲との隙間が茜色に染まり、湖面に映えている。
ここで見られる最高の夕陽ではないだろうが、人工物が何一つないクッチャロ湖ならではの広大な夕景が見られた。
9時ごろ無洗米をガスコンロで炊いて夕食をとり、10時ごろ車中の寝床に着いた。
本日の旅費交通費
キャンプ場代 400円
車両電気代 0円
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