2022年8月6日 土曜日
車中泊してる撮影場所はシカが頻繁に訪れる場所で、今朝もエゾシカが駆け出して行った。というか鹿のいる場所に、僕が踏み込んでしまっているだけなのだろう。
5:59

車中泊しているすぐ下の水辺の柵に沿って、小鳥類が頻繁に鳴いている。撮影してみるとオオジュリンの雄だった。草原性の鳥で、生息場所は少なくなかなか見ることができない。
僕の記録によると、2001年に釧路湿原で確認している。21年も前に調査の仕事で見て以来だ。もうその時のことなど覚えていない。
6:11

オオジュリン雌 6:22

川岸からせりだした横枝で佇むアオサギ 7:19

猿払川の川面に出ている枯れ木を、カワウたちが休息場所にしている。
7:40

ニコンZ7とZ800mm の描写は、自然とそこに生きる動物たちの姿をありのままの姿で写し撮ってくれる。一見して眼に飛び込んで来るように色が鮮やかであったり、針のように羽毛がシャープであったりする訳ではない。
だけどそのように過度に強調した描写は、実際に目にしているのとは違うので、どこか不自然で、長く見ていると疲れてしまう。しかしニコンZは忠実に被写体を再現して、透明感があり質感が高く、長期間の鑑賞に堪えうる描写だと思う。
昼食は道の駅の「さるふつまるごと館」でピラフを食べた(12:17)。ここは食堂の他、特産物であるホタテのお土産品などが販売されている。
翼のない白鳥
午後は猿払川の上流側を歩いて探索することにした。流石に800㎜を持ち歩くのはきついので、踏査用に持ってきたD7100(APS-C)に300㎜テレコン1.4倍をたすき掛けして築堤上を歩いた。
キンクロハジロの雄2羽と雌2羽が川面に浮かんでいた。

15:45
さらに進んで猿払川をまたぐ橋から下流を望むと、なんと白鳥が1羽、左岸側の岸近くの水辺に立っている。まだ渡りの季節でもないのに、中継地であるこの場所にいるという事は、春に北方の繁殖地に向かう途中、何らかの理由で帰れずに、ここに留まったのだろう。

15:59
さらに上流に進んで、引き返して再度橋から下流を望むと、先ほどより近くで白鳥を撮影することができた。画像を見る限り、全体に汚れていて、羽が付け根部分しかないように見える。
この翼では飛べないのではないだろうか。通常ならもっと翼部分が盛り上がっているはずだ。嘴の黄色い部分の先端が尖っていたらオオハクチョウだが、丸っこくなっているのでコハクチョウだ。
これではこの冬を越すのに南に渡ることはできず、冬をこの場で生き抜くことは難しいのではないだろうか。
ここからは風力発電の風車が数基みられる。脱原発、脱炭素を実現するためには風力発電を利用するのもやむを得ない面があるのだが、バードストライクが問題となっている。
風車を見ると、回転軸の真ん中にランプが点いていて夜間や濃霧などでも存在がわかるようにしてある。しかし風車の羽の先にはランプが点いてないので、気付かずに野鳥が当たるリスクは避けられないと思う。
実際、ガンの群が夜間に上空を飛んでいるところを見たことがあり、夜でも飛行している野鳥はいるのだ。せめてすべての風車の羽の先にランプを付けることぐらいはしなければならない。
もしかしたらこのコハクチョウも風車の犠牲になったのかもしれない。

16:46
橋を左岸側に渡って下流に向かい、河川管理用の土の道を歩いて行った。道の両脇は低い樹木で覆われ、川からは距離があった。途中道がぬかるんで藪へそれて先へ進んだ。
河口まで行こうと思ったが、道は行き止まりとなった。先を行くには草原を藪漕ぎしなければならない。湿性の土地なので、途中で湿地になって引き返すことになる可能性も十分あるだろう。
そうなると体力的にきつくなるので、ここは冒険せずに引き返すことにした。後になって気づいたことだが、そもそも左岸ルートはポロ沼との合流部で遮られており、河口に出ることは不可能であった。引き返して正解だった。
猿払川河口図
エゾシカの大群
夕食は猿払の道の駅にある、ホテル1階のレストランでホタテ餃子とざるそばをいただいた(18:24)。ホタテの餃子は初めてだが十分美味しかった。
国道238号線を、いつもの築堤上の車中泊の場所に戻る途中、右手に草原が広がるのだが、そこに鹿の大群が散らばっている。空は曇っており、時刻は既に7時半に近いというのにまだ明るい。
牧草地に入る道に車を止めて、広角レンズで撮影した。ここは鹿が夕方になると鹿が集まる場所なのかもしれない。今度もっと早い時間に来てみようと思う。
19:22

また築堤上に戻り車中泊とした。なんとなくいつもはしない、パーキングブレーキのスイッチを押して寝た。
本日の旅費交通費:0円

Stauros Yonatan スタウロス・ヨナタン への返信 コメントをキャンセル